米軍家庭で育つことのメリット・デメリット

米軍家庭で育つことのメリット、デメリット!?
わたしたち米軍家族に異動というものはつきものです。軍への所属での契約自体が3、4年ごとの更新なので、それに伴い定期的に異動することになります。
運良く現在いる基地に空きがあれば残れることもありますが、我が家も含め周りのご家族も3、4年おきに異動しています。
その時の状況によっては1年単位での異動や異動先の基地と2年契約というものあったりします。
我が家も8年の軍属生活で2回ほど家族で引っ越しをしています。
最初、旦那が単身で赴任してきた横須賀の基地を含めると家族で3つの土地、3つの基地で生活してきたことになります。(旦那とは日本で出会っている)
これは日本の自衛隊のご家族も同じような境遇かもしれません。
ただ米軍基地は色んな国にあるため、国から国への赴任もあるのです。アジアだけでも家族で赴任できる基地は日本、韓国とあります。その他、ヨーロッパだとイタリア、ドイツ、イギリス、スペインがあります。中東だとバーレーンも家族で赴任できるようになったそうです。またアメリカだとアメリカ本土以外にハワイ、グアムに赴任ということもあります。
このように異動が多い生活ですが、子供にとってはどうなんでしょう?
こないだ日本へ里帰りをした際にたまたま地元でアメリカ人のかたと知り合いになりました。彼の名前はクリス。
クリスは日本語 でギャグを言うかと思いきや、時には日本語で政治の話もするほど日本語がとっても流暢です。そんな彼ですが、そんな私の故郷の田舎町に仕事で引っ越してきたばかりということでさっそく私の友人達をたくさん紹介しました。
すると、紹介してすぐに私の友人達と意気投合して個人的にもすっかり仲良くなって遊んでる様子。
”クリス、すごーい!!私の友人達と知り合ったばっかりなのにもうすっかり馴染んでる!!”と感心したものです。
そしてある日、クリスと話をしていると彼のお父様もずっと米軍だったということがわかりました。
彼のお父様はエアフォースでやはり3、4年おきに家族で異動をしてたということ。
そして彼が友達作りが得意なこと、すぐ人と仲良くなれるのはそのお陰だと言っていました。
”3、4年おきに異動でそのたびに学校も転校し、そして新しい友人を作らなくてはいけなかった。だからすぐに人と仲良くなるのは得意なんだ〜”と。
ただその反面、自分には幼馴染みが居ないという寂しさもあるそうです。
”僕はずっと同じ土地にいて同じ友人というものは居なかった。だから幼馴染みがいる人が羨ましいよ。僕にとっては地元ってのもないからね。リタイヤした親が今住んでいる所が実家?地元?って言うのかな。でも帰っても友人と呼べる人いないしね〜”
クリスは日本に来て6年くらいになるそうです。私の故郷へ来る前は東北などに居たそうです。
クリスに日本に居てアメリカ に戻りたいと寂しく思うことがないか聞いてみると、”特に思わないね。異動ばっかりの生活だったから特にアメリカの一部の土地に執着があるということもないし、逆にそれがいまこうやってホームシックにならずどこにでも住める要因かもしれない。。”と言っていました。
このようにずっと定着して住むか、住まないかには個人の性格もあるだろうし、それぞれのメリット、デメリットがあると思うのでどちらがいいとは決めつけることはできないと思います。
ただ、軍に属していると定住を理想としていても必然的に異動家族になる可能性は高いはず。それをどうやって子供のメンタルをカバーしつつ長所に結びつけてあげれるかを考えていきたいなと思います 。
そういう我が家も娘は小さい頃から点々と家族の異動に付き合わされ、更にはバックーパッカー好きな母親(私のことです)に全国、世界を連れまわされている日々。
わたしの中に、幼馴染みを作らせてあげたい、定住して固定した人間関係の中で成長期は過ごさせてあげたい。そんな思いもありますが、我が家はなんせ異動家族。日本にいればアメリカの旦那の実家に家族で帰省する際も月単位での滞在。
現在スペインなので日本に帰省するときも月単位での滞在。今は、異動生活に順応できる強さと積極さ。世界には色んな人種がいて、色んな宗教があること。地域によっての人の気質の違い・価値観の違いを娘には理解していって欲しいという思いでいっぱいです。
そのためにも私の趣味もかねて親子で色んな国にバックパッカースタイルで旅に出で色んな世界、人々を見たいな~と日々思っています。
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