はみジャパ習慣(2)磯野カツオ氏を見習ってみる。
こんにちは!まだ前稿から1週間しか経っていませんが、その後いかがですか?ナイスはみ出し、してますか?
私は自分のコラムを読み返しながら「はみ出して行こう!」なんて勢い良く言っているわりに、基本が相変わらずの小心者なゆえ「やりたい」のに行動に移せていない、はみ出しきれていない自分を発見。毎回ドキドキしながらコラムをUPしています。
それも「まぁ、いっか♪」で、相変わらずの、ゆるはみ出系な日々です。
ちなみに、この「ゆるく」という点も、けっこう大事だと思っています。
何事もだいたい50点取れていればいいのです。
ちょっと難しい言い方をすると、極端ではなく、中庸な状態であるということです。
人間の脳って、たまたま120点満点とれたときの絶好調の自分を、いつでもできる自分の実力だと、記憶違いしがちなんですって。
なんだかそんな、本当は「自分大好き♪」な私達の脳って、カワイイですよね。
そんなわけで、120点取れたら「ラッキー!」100点取れたら「かなり良くやった!」70点取れたら「余裕の合格!」50点でも「けっこういいんじゃん♪」30点でも「わたしエライ!」で良いと思うんです。
成績で言えば、120点:スーパー優良、100点:超優良、70点:優良、50点:良、30点:可、ですね。
不可・落第点は0点の場合のみです。「意識することすらしない」というのが0点です。
それでも、3回中1回、3項目中の1つでもやれているなら「可」。
120点取れたら、周りの助力にも感謝!そして120点取れる自分の可能性も忘れない!
そんなわけで、今回もゆるっと行きましょう♪
さて、前稿では「やっちゃいけないと思っていること・かっこ悪いと思っていること」も、捉え方・文化次第で解釈が違ってくる。
ならば、思いっきりやりたいと思っていたことをやってみようよ!というお話と、それに関連して「本当は何をどうしたいのか、わかるようになるための習慣」についてを書きました。
今回は上記の『捉え方・文化次第で解釈は違ってくる』という点に関して、もっと掘り下げてお話します。
いつもシンプルに、自由にノビノビと生きているように見えるタイ人でも、「これはやっちゃいけない・これをしたらカッコ悪い」と思っていること=タブーはあるものです。
タイ在住時代、私は、いつも洋服からブラジャーを透かしているタイ人が、海やプールに行くと、Tシャツ無しで水着を着ないことが不思議でした。
こちらはタイでビーチイベントに参加した時の写真。写っているのは全員タイ人。
チーム分けのため、男女共に色分けTシャツを着ているのもありますが、この方達みんな、最後までTシャツを脱がなかったんです!男性もTシャツで海に入っていたような。
・・・ビーチで水着ギャルに会えない南国、タイ?
なーんて。タイ人以外の水着ギャルはいますので、男性の皆さまご安心を♪
日本人の私達にとっては、水着は水着だけで着るものですが、常夏タイ人には、水着は水中用の下着感覚なのかもしれませんね。
それと、仏教の禁忌事項の1つに「姦淫してはならない」という項目があるので、女性にとっては「誘惑してはいけない」ということになるのかもしれません。
・・・ブラジャーは透けていても。
ちなみに欧米の人は、肩からブラジャーのストラップが出てしまうことより(ならばノーブラという考えのようです)、パンツ(ズボン)の上からパンティラインが出てしまうことの方が恥だとか。
日本には「見せストラップ」もあるくらいですから、逆ですね。
ちょっとおじさまトークとガールズトークが続いてしまいましたので、方向を変えて。
日本国内に目を向けると、普段から思いやりがあって行儀の良い日本人が、電車の車内になると横柄になったり行儀が悪くなったりするのも、不思議だなと思う外人さん達は多いでしょう。
お酒が入れば無礼講・飲みニケーションという日本文化も、タイのような飲酒禁忌の仏教国では、ちょっと考えられないことかも知れません。
タイにもお酒好き人はたくさんいますが、宗教上の禁忌イメージから、飲まない人も同じくらいたくさんいます。
基本、飲酒はダメなイメージですが、そのタブーを外すのが得意なのも、タイ人だったり。
こういう「やっちゃいけない(と思っている)こと=タブーに手を出してみる」って、サザエさんに出てくるカツオくんのような、1つの純粋な「いたずら心」だと私は思うのです。
でも最近はこういった「いたずら心」を持つ若い人が、10代でも20代でも稀になっている気がします。30代後半~40代くらいの人の方が、こういう「カツオマインド」は得意そうです。
行動を起こす理由が「これは正しいことだから」で、「面白そうだから」ではなくなっていっている傾向なのだと思います。
確かに「面白そうだから」で行動する「いたずら心」的行動は、ヘタをすれば人の迷惑にもなりかねない、誰かから怒られかねない、ちょっとしたリスクある冒険的行為でもあるのです。
遊びを知らないまま「いたずら」の加減がわからずに、曲がった形でエスカレートしたものが「イジメ」なのかもしれません。
過度のイタズラが、イジメのような深刻な問題になる前に、心の奥には純粋なイタズラ心を持っているであろう少年少女達に、こんなお話をしてあげたいです。
日本では「人に迷惑をかけちゃいけません」という風に教えられるけれど、インドでは「他人から迷惑をかけられるように、自分も迷惑をかけることがある。だから人のことも、自分のことも許してあげましょう」と教えられるんだよ、と。
実際、物々交換の時代から、明治・昭和時代の日本もそうしてきたのですから。
そんなわで、昭和の子供代表?磯野カツオ氏から学ぶ「カツオマインド」と言うのは、「これが正しいから」で行動するのではなく、「面白そうだから」でやってみるということです。
猪木さんも言ってるじゃないですか。
「行けばわかるさ。迷わず進め!」
行動した結果、100点どころか50点すら取れなくても、意識してみるだけでも10点、行動しただけで30点!成績的には可!
少なくとも、赤点の不可は取らなくて済むのですよ♪
行動した先に、理由だって何だって、見えてきたりするもんですよね。
いたずら心な「カツオマインド」で。
「行けばわかるさ!迷わず進め!」ですよ。
猪木さんなのかカツオくんなのか迷いだしそうなので、今回のお話はここでおわり。
次稿では、途中ちょっとお話に出て来た「タブー外しが得意なタイ人」について書こうと思います。
乞うご期待!
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