開国ジャパン

9月3日、港区の東京ミッドタウンにあるヤフー株式会社の本社ビルにて、Yahoo!Japanとオンライン英語教育サービス「iKnow」を展開するセレゴ・ジャパン株式会社の共同記者会見が行われた。

会見会場には、ヤフーCOOの川邊健太郎氏、セレゴ・ジャパンCEOのエリック・ヤング氏に加え、i-Modeの生みの親でもあり、現在は慶應大学の特別招聘教授である夏野剛氏が登壇。

この8月、夏野氏が大絶賛するオンライン英語教育サービス「iKnow」がYahoo!Japan内のコンテンツ「Yahoo!学習」と提携。Yahoo!IDと連携して、iKnowのサービスが受けられるようになった。

左から夏野氏、ルー大柴氏、ヤング氏、川邊氏

インターネット企業のグローバル化といえば、楽天の社内公用語の話が注目を浴びているが、ヤフーの川邊氏は「Yahoo!Japanとしても、新しい経営陣のもとで、日本国内だけではなくアジアを中心とした新興国へのサービスを展開していく。実際にもインドのキャリアポータルの支援などを進めている」と語り、日本国外進出について米国ヤフーと連携を強めていく方針を明らかにした。

また、今回の提携を機に、セレゴ・ジャパンはヤフーの社員4000名に対して無料アカウントを与え、ヤフー社のグローバル化に貢献することを約束。

さらに会見のスペシャルゲストとして、あのルー大柴氏が登場。

「半分英語、半分日本語、英語なんて正しい文法じゃなくていいじゃない！まずは単語レベルでも半分英語にしちゃって、覚えた単語を繋げるだけでも外国人と十分に会話をトゥギャザーできる！」

そんな英語を【ちょいグリッシュ】と命名し、もっと気軽に英語学習に取り組んでほしいと提言した。

また、ルー大柴氏は、記者会見の席においてCCO（Cheif Choiglish Officer)のポストに就任した。

また、ヤフーの川邊CEOは、同社の新経営方針でもある「爆速」（業務や経営のスピード化を図る）も、この「ちょいグリッシュ」に従い、新たに「爆SPEED」とすることを明言した。

一方、セレゴ・ジャパンのアドバイザーも務める夏野氏は、「こんなサービスが日本から生まれることはすばらしい。アメリカ人でもあるエリック氏が日本で起業したのは理由があるが、それは簡単なことで、日本人の奥様と結婚したからだ。今後、日本から革新的なサービス、企業を生みだすためには、このような国際結婚を増やしていくことが今後の日本にとって非常に重要だ」と語った。

今後ヤフー社員も社内公用語として「ちょいグリッシュ」を使用する！？