波乱万丈アメリカ留学体験記

みなさま、はじめまして!

このたび、「開国ジャパン」に寄稿させていただくことになりました ふくだちなつです。よろしくお願いいたします。

●平凡な女子高校生だった私がアメリカの大学に進学

私は、海外に憧れをもつ普通の女子高校生でした。そして、多くの同級生が日本の大学に進路を定めている中、漠然とした違和感が沸き起こっていました。

私のしたいことって、日本の大学に入って楽しい大学生活を送ることだっけ? 安全な道を選んでいいのかな? 海外への憧れをそのままにしていていいのかな? 日本の大学で交換留学をすればいいのかもしれないけど。。。私より英語ができる人なんてたくさんいるし、きっと途中であきらめちゃいそうだな~。

そして、私は英語がほとんど話せない状態アメリカの大学に進学することを決めたのでした。

英語の授業以外で外国の人に接したことはなく、アメリカにも行ったことがない、そして英語がとびきりできるというわけでもない。。。そんな危なっかしい私は、これから起こるであろう沢山の試練を知っていたら尻込みをしていたでしょう。

若さとは本当に素晴らしいものだ、と今思います。

●英語ができなさすぎる留学生

灼熱のテキサスに降り立ったとき、突き刺さるような日差しを浴びながら、ここで私の挑戦がはじまる。と大きな空を見て思ったのを昨日のことのように覚えています。

渡米当初、英語ができなかった私は本当に苦労しました。

最初に衝撃を受けたのは、大学の川に遊びに行って、近くにいたアメリカ人に何回も質問されてどうしてもわからなかった単語が「Cold?(寒い)」だった時。Coldって中学校で習う単語じゃなかったっけ。。汗

どこにいってもスムーズに会話は通じず、朝食は指をさして頼み、授業は優しそうなアメリカ人を捕まえノートを貸してもらい、友達ができてもアハーと相槌しか打てないので、営業スマイルをしながら金魚のフンのようにみんなにくっついていくありさまでした。

こんな苦しい大学生活あり!?と心の底から思っていた私ですが、これも自分が選んだ道。こうなったら、もう150%の力で全力投球する以外は選択肢はありませんでした。恥ずかしいという思いを捨てて、失敗を繰り返しながら挑戦し続けました。

サークル、バイト、旅行、ホームスティ、ボランティアなどやりたいことも沢山リストアップし、すべての活動に没頭しました。もちろん勉強も隙間時間でガツガツこなしました。そして辛く苦しい失敗の日々は、少しずつ楽しく充実感溢れる日々に変わっていきました。

英語力が上がったのはもちろんのこと、それ以上に自分の価値観がどんどん新しく構築されていくことに私は気づきました。日本にいたとき、なにかが中途半端だった自分が、「ああ、自分の人生を生きているな~、これが私のやりたいことだったんだ」と感じれるようになりました。

月日は流れます。

●アメリカの大学で卒業代表候補に選ばれる!

大学4年生も終わりかけていた時、私は1通の手紙を受け取りました。

“Congratulations on being nominated to be the student speaker at your commencement ceremony this December!”

そこには、「おめでとうございます!12月の卒業式で卒業代表のスピーチをする候補にノミネートされました。」と書いてありました。とうとう、ここまできたか。。。その手紙を握りしめ、4年前渡米した時のことが鮮やかに思い出されました。ほとんど英語が話せなかったあの時、英語が話せない外国人としてみられていたあの時、アメリカ人の友達も一人もいなかったあの時。

「アメリカってすごいな!努力をすれば夢は叶うんだ!」と心の底から湧き出たこの感覚は、今も私の原体験として体に染み込んでいます。

最終的には、卒業代表には選ばれなかったのですが、4年前の私をしっている人はまさかこの普通の日本人の女の子が候補に選ばれるなんて誰も思っていなかったはずです。

●海外で挑戦することの素晴らしさを伝えていきたい

アメリカから日本に永久帰国した時、「これからは、ローカル(日本)でグローバル視点を発信していこう」と心に決めました。

現在は、0歳児の娘を育児中なので仕事のペースを落としていますが、これからの時代を生き抜いていく子供や若者たちに、英語を身に着けることの重要性や海外にでて様々なことを体験する素晴らしさ・楽しさを伝えていく活動をしていきたいと思っています。その一環としても、開国ジャパンプロジェクトに携わることができとても光栄です。将来的には、0~18歳までの英語教育・国際教育をする英語学校を立ち上げるのが夢です。

18歳のあの時、海外に飛び出ていなければ、私の人生は全く違ったものになっていただろうな~とふと思います。

海外に興味がある方々、今後世界に羽ばたきたいと思っている方々や、お子様に海外で活躍していただきたい方々に「海外に行くと、こんなに楽しいよ!苦労するけど、あとで何倍も感動するよ!」と少しでも応援できるような文章を書いていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします!!


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