明日から使えるサッカー英語(9)”時間がないよ!”
オーストラリアに留学中、ミノタウルスというギリシャ系サッカーチームに所属していました。
そのチームの監督は、ピーターというビックリマンのスーパーゼウスのような人でした。
冗談はさておき、オーストラリアにいた頃から、ピーター監督はよく「日本に行きたい」と言っていました。
「いつか行くから、日本を案内してくれ。」と。
だいたい外国人っていうのは、口がうまいからその場では、ノリの良いこと言うんだけど、数年後にはそんな話は立ち消えてしまうのがフツー。
ところが、1か月前に、Facebookに突如ピーター監督から友達申請があり、「10月に日本に行くから、頼むぜ」的なメッセージが来たのです。
この時点ではまだ半信半疑。
だって、60歳を超える高齢で、しかもあの巨体(180センチ以上)で、正直無理だろって思うでしょ。
でも、ちゃっかり来ましたよ、ピーター監督。
大阪の宿泊先ホテルまで迎えに行ったんだけど、ロビーで自分を見るなり、頬にキス、そしてハグ。
周りの客の視線などおかまいなし。
オーストラリアから帰国して、もう1年以上も経つため、この外人特有のノリには若干照れてしまい。。
でも、素直にうれしかったですね。
まずはレンタカーを借りて、いざ京都へ!!
スポンサーのロゴがプリントされているチームウェアをまとい、大阪の街を闊歩する監督。そしてその奥さん。
我が家を案内。
とにかく、何でも珍しいため、質問攻め!!
「ベッドでは寝ないのか?」
「なんでこんなに階段が急斜面なんだ?」
「靴脱ぐのめんどくさい!」
てなことから、日本人の性格のことまで。
「なんであんなに電車の中は人が多いんだ?」
「なんで、みんなあんなに静かなんだ?」
「空港の英語案内がわけわからん!」
etc…
こういうのを見ていると、日本人って、順応性あるよね。
たいていどこの国に言っても、その国の文化にすぐなじめるし、文句も言わない。
ところで、このピーター監督は、チーム内ではジェネラル(将軍)と呼ばれていた。
というわけで、目指すは、京都二条城へ!!
写真左から、将軍、アレックス(将軍の息子)、グレイシー(将軍の奥方)。
まあ、いろいろ突っ込みどころはあるけど、、、This is Australia~www
真ん中は、もうすぐ7か月になる私の息子です。
最後は、みんなで記念撮影。
オーストラリアにいた時は、あまり話す機会がなかったけど、今回はいろんな話をすることができました。
チームメイトの近況。
なぜ自分がオーストラリアに来たか。(将軍は元々は、ギリシャから来た移民です)
自分が子供のころは、とても貧乏で飯が食えなかったこと。
普段は、厳しくグランド外ではお茶目なピーター将軍ですが、40年以上もサッカーを指導してきているベテランならではの哲学を持っていました。
My biggest reward in football is not winning championships, but being able to help kids stay on the right track and away from drugs and other troubles.
(私が成し遂げた一番の功績は、リーグで優勝したことではない。多くの子供たちにサッカーを教えることで、路上生活や、ドラッグなどの問題から、彼らを救ってきたことなんだ。)
When times have been tough, I always refer back to football for guidance.
(何か辛いことが続いた時、私はいつもサッカーを拠り所としてきた。)
I won’t finish up until I finally run out of breath.
(息がなくなるまで(死ぬまで)コーチングはやめないよ。)
なんか熱いね。
さて、だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、今回は将軍の最後のフレーズから学びたいと思います。
「~が不足している、なくなってきている、切れている」というのを表すのに便利な表現が、
run out of~
We are running out of time. (おい、もう時間がないぜ。)
He’s running out of breath. Send him off!(おい、あいつもう息が切れちゃってるよ。交代させろよ。)
てな感じで、試合観戦中に使ってみてください。
また、日常生活でもこんな使い方できますね。
I’m running out of interest in him. (もう彼に冷めてきちゃってるのよね。)
(+o+)
ではまた~。
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