日本のガラパゴス化を防ぐには、歩いて国境を渡る体験を

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皆さんは、歩いて国境を越えたことありますか?

ご存知の通り、僕たちが住んでいる日本という国は島国です。

どこの国へ行くのも海を越えて、つまり飛行機や船でないと「海外」へ行くことはできません。

 

外国へ行くのにどうしてもハードルが高いな、と思ってしまう大きな原因として、この【外国=海外】という図式が存在することが挙げられるかと思います。

逆に言うと、世界的には島国である国はむしろ少数で、多くの国は陸上で他の国に面しています。

そんなことは言われなくても、誰でも頭では分かっている話ですね。

僕はそんなことが言いたいのではありません。

 

ここでは「自分の体験として国境を歩いて渡ったことがあるか?」ということを問いたいと思います。

 

僕が初めて国境を歩いて越えたのは、ハタチくらいの頃。

友人に連れられて初めてバックパッカー旅行でカンボジアのアンコールワットを目指したときのこと。

タイからバスに乗って隣国カンボジアとの国境の町、ポイペトへ。

カンボジアに入ってからは上のピックアップトラックで4時間移動

それまで僕自身も国境というものは、飛行機に乗っていたらいつの間にか越えている線でした。

そこに物理的なラインを感じたことはありませんでした。

 

陸路で国境を越えるとなると、自分自身が蹴りだす一歩の前後で、自分の立っている国が異なります。

こんな体験をすると、いままで【外国=海外】という感覚が崩れ去っていきます。

「あ、世界って、外国って、別になんかものすごく遠い存在じゃないんだ」ということを感じます。

 

多くのバックパッカー経験者が「海外なんて大したことじゃない」と思っているのは、こういった経験値からきているんじゃないでしょうか。

 

 

「世界一周」という体験も同じことだと思うのですが、頭では分かっていること(地球は丸いので東に行けば西から出てくること)と、体で経験することでは大きくその意味合いが変わってきます。

この感覚は、こうやって文字で書いていても絶対に伝わらない感覚です。

よく「日本のガラパゴス化」とか言われていますが、ある意味しょうがないのかもしれません。

仕方ないですよね、だって多くの人がこの体験を簡単にできる環境がないんですから。

でも、そんな難しいことじゃないんです。

 

 

 

ちょっと海外に出かけた時に、一度で良いから歩いて国境を渡る経験をしてみて欲しいと思います。それだけでもだいぶ世界観が変わるのではないでしょうか?

 

さて、この原稿は、マレーシアのジョホールバルで書いています。

先日寄稿した「J-ASIA」の大会でシンガポールから移動してきました。

陸路で接しているこの2つの街の間はバスでの移動です。

わずか1時間足らずで到着してしまう海外、いや、、、外国です。

 

シンガポールからマレーシアへ移動する人。またはその逆。

この国境は、まるで日本の高速道路の料金所のような感じで、車に乗ったままイミグレーションを通過できてしまいます。

※大型バスの場合は、バスを降りて歩いてイミグレーションを通過する必要があります。
初めて歩いたタイからカンボジアへの国境。

その後、世界中で多くの国境を渡りました。

ヨーロッパの国々なんてみんな陸続きです。EUになってから、車や鉄道で簡単に国境を越えます。実質、イミグレーションもありません。
中国から北朝鮮。

ガーナからコートジボワール。

アルゼンチンからブラジル、そしてパラグアイ。

 

今後も、日本という国が陸路で外国と繋がる日はおそらく来ないでしょう。

ですが、空路の格安化、インターネットの充実、言語翻訳技術の革新などにより、おそらく近い将来、日本とアジアの諸外国との心の壁は大きく取り除かれる日がやってきます。
このジョホールバルとシンガポール間を往復する車のように、気軽に簡単に国境を越えて生活する日。

そんな時に自分たちがそんな環境を楽しめるようになっていたいと、いつも思っています。


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