明日から使えるサッカー英語(12)〜仕方ないさ!〜
外国人と接していると、僕たち日本人と基本的にメンタリティが違うな、と思うことがよくあります。
とにかく外国人は、自分に自信がある。
基本ネガティブなことは言わない。
よくほめる。
例えば、サッカーの試合で、自分の子供が出場している時、「うちの息子は、ベストプレーヤーなんだよ。」とか、普通に真顔で言ってきます。
聞いてもいないのに(笑)。
そして、外国人は自分にとても自信を持っています。
以前、オーストラリア人の知人が、Jリーグの入団テストを受けました。
結果は、不合格だったけど、「日本のサッカーは、足先だけだ。面白くない。」と平気で責任転嫁(笑)。(ちなみに、実力差は明らかでした。)
もちろん、外国人が全員こういう性格というわけではないけれど、日本人と比べると、どちらかというとプラス思考ではないでしょうか。
以前、西洋とアジアの教育について、こんな違いがあると聞いたことがあります。
西洋の教育は、実態理論に基づいたものである。
「実態理論」とは、「人間の能力は生まれながらに決まっているものであり、その能力に応じた成果が生まれる」とする考え方です。
要するに、「できないもんはできん!」と開き直ることです。
一報、アジアの教育は、「増加理論」。
「人間が成し遂げる成果は、その人の努力次第であり、それまでのプロセスの良し悪しによって決まる」という考え方。
「うまくいかなかったのはお前の努力不足だ!」とする姿勢ですね。
日本人の典型的な考え方です。
そういえば、オーストラリア留学中に所属していたフットサルチームで面白い英語表現を耳にすることがありました。
練習試合で、あきらかに自分のパスが悪くて、ボールが外に出てしまった場面。
当然、監督から「お前、しっかりパスしろよ!」的なことを言われることを覚悟していました。
しかし、監督が言ったのは、”Unlucky“の一言でした。
完全なる自分のミスを「運」というものによって片づけられたことにとても驚きました。
パスミスは、自分の努力不足ではなく、運。
パスミスをしたときに、「おい、しっかりパス出せよ!」と言われるのか、”Unlucky”と言われるかによって、その後のモチベーションもだいぶ変わってくるのではないでしょうか。
「この世で起こることは、すべて運任せ。結果は神のみぞ知る」
そんな風に開き直っているからこそ、外国人は、冒頭のような言動になるのかもしれませんね。
自分のチームメイト、同僚がミスをした時、あなたはどうしますか。
人がするミスを「運」で片づけられると、少なくともこの国の体罰はもっと減るかもしれませんね~(笑)
Unlucky!
(仕方ないよ!)
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