スラムの暴力被害者女性にサポートを
日本で終戦記念日の8月15日は、インドでは独立記念日でした。街は国旗を構成するオレンジ・白・緑で彩られ、歴代ヒンディ映画で使われてきた様々な愛国歌が大音響で流れます。
さて、独立記念日(Independence Day)の「自主」、「自立」といった意味合いをもつ「independence」という言葉にちなみ、ムンバイのスラムにおいて家庭内暴力・児童虐待の被害に遭う女性・子供たちのサポートを行うため、ファンドレイジング・キャンペーンを実施中です。
■インド・スラムの暴力問題■
インド都市部のスラムにおいては、
(1)街灯が少なく、トイレも地区に共同のものが1-2箇所しかないため、女性や子どもが真っ暗な夜に出かけていかなければならないこと
(2)生活の厳しさ、居住環境の劣悪さ、狭い部屋に何人もの家族が住む環境からくるストレス
(3)暴力・ハラスメント等についての学習機会の欠如
(4)教育を受けたり、家の外で意見を発する機会を十分に与えられてこなかった女性が自己防衛の術を持たないこと
以上のような背景から、女性や子どもに対する暴力事件の報告が絶えません。また、これら被害の多くは家庭内暴力によるものであり、多くの女性・子どもたちが怯えながらの生活を強いられています。
■SNEHAのクライシス・センターについて■
実は今年、これまでコンサルタントとしてお手伝いさせていただいていたインドのNPO 、SNEHAよりチーフ・オブ・スタッフに任命され、大事な資金調達面も含め、経営全体を見るようになりました。
スラムの女性と子どもの健康にかかわるあらゆる問題の改善に取り組むSNEHAですが、その一環として、暴力被害者に対するクライシス・センターをムンバイのスラム内11か所で運営しています。
被害者サポートと並行して現場ではフィールド・スタッフが啓蒙活動を行い、被害者に支援を受けるため名乗り出るよう促しています。その努力が実り始めると同時に、当然ですがクライシス・センターの仕事量は増え、被害者へのサポートを追い付かせるために追加資金が必要になってきています。今では毎月、およそ70件の新たな被害報告を受けるようになりました。
■クラウドファンディングキャンペーン■
以下のサイト(http://www.ketto.org/campaign/campaign_details.php?fmd_id=239)にて約8000円集まる毎に、被害者1名に対し安全な環境で生活を再起動できるまでサポートが可能になります。
もしご関心のある読者さんがいらっしゃいましたら、どんな少額でも大歓迎ですので、画面右上の「Contribute now」ボタンを押していただけましたら幸いです!(「Foreign Donors」を選んで画面の指示に従ってください。その他詳細についてのご質問等ございましたら、開国ジャパンのアンバサダー紹介ページよりご連絡ください。)
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