世界一周から起業へ。『旅メディア』を創る!

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「日本はもうだめだ」「海外にいくべきだ」。最近、そういうことを言う日本人が多いですよね。

でも、僕は何か腑に落ちなくて。確かに今の日本のあらゆる状況が良くないことはわかります。それでも、今の日本って、メディアも含めて「日本は×、海外は○」みたいな図式が強すぎますよね。

 

■  世界を見ずに「日本は駄目」と言いたくない

いや、実際に海外を見た上でそう言うんなら良いんです。でも……。見てないですよ。全然見てない。メディアが人々が煽ってるんです。海外を見てないメディアが、海外を見てない人々を「日本はダメだ」「海外へ出ろ」って洗脳している。

じゃ、僕はこの目で見に行こうと。それで世界一周に出たんです。

 

■  旅はムカつくけど、やめられない

Matsuzaki 今、中国の成都でこれを書いています。次の目的地はチベットのラサ。ツアーのメンバーを探して、一日中ホテルのフロントに刑事ばりに張ってる今日この頃です。

世界一周に出発してから3週間が経ちました。まだ1カ国目の中国で、これから、チベット→インド→中東→アフリカ→南米→中米→アメリカと回ります。陸路中心で1年くらいを予定しています。

やっぱ旅って面白いですよね。

上海で宿を探して5時間くらい街をさまよったことがあったんです。気温は35度超え。もう暑くて暑くて。重いリュック背負って、ヘトヘトでした。で、休憩しようと食堂に入ったんです。肉まんじゅうを頼んで、かぶりついた瞬間、汁が爆発。顔からテーブルから汁まみれですよ。「うわー」って感じでしたよね。

ヘコんでテーブルをタオルで拭いていると、1人の中国人がスッと来て、何も言わずテーブルにポケットティッシュを置いていってくれたんです。そのさりげなさがすごく嬉しかったんですよね。

旅ってムカつくことが結構多い。何でも思うようにはいかないし。でも、その数時間後にはいいことがあったりする。人の優しさだったり、素敵な景色だったり、キレイなオネーチャンだったり。毎日その連続ですよね。だから旅人って前に進めるんだと思うんです。

グローバル力「ふるまい」

 

 

「業界」から脱却して「広い世界が見たい」 

 日本では雑誌の編集者をしていました。5年間、スポーツ(フットサル)の取材をして、去年の12月に会社を辞めました。その時点では貯金がほぼゼロ。旅の資金を稼ぐために、派遣を2つかけもちして、休みなしで半年働きました。

編集の仕事はそれなりに楽しかったです。新人の頃から企画も任せてもらえたし、書籍も2冊、立ちあげから作らせてもらいました。本当にやりたい放題で、温めた企画はほぼ、実現できたと思います。

Matsuzaki フットサルの日本代表選手、鳥取の山奥に棲む「フットサル仙人」、ライターやカメラマン、本当に色々な人と出会って、考え方に触れて、成長できたと思います。でも、なんか面白くなかった。どこか煮え切らない自分がいて。何でもやらしてくれる分、井の蛙なんじゃないかという、不安があったんですね。

社会に出ると、誰でも、何かの「業界」に属すわけじゃないですか。それって、結構危険なことだと思うんです。長くいると、業界の慣習やしがらみにとらわれて、自由な発想ができなくなる。もちろん、自分を持って、ひとつの業界でつきつめてやっている人もいます。そういう人はほんとにすごいと思う。でも僕にはできなかった。弱かったんですね。

そういう一種のマンネリみたいなものから脱却しようと思ったときに、強く、「広い世界が見たい」って思ったんです。

 

■  『世界新聞社プロジェクト』発足!

今回の旅にはひとつ大きなテーマがあります。それは「情報と向き合うこと」。

編集者時代に無性にお金が欲しくなって、辞めてから営業の仕事をやったりしました。でも、やっぱり、僕には情報しかないんだった気付いたんです。何かを見て、聞いて、感じて、伝えることが好きなんです。それしかできないんです。

出発前、『世界新聞社プロジェクト』というのを立ち上げました。僕がバックパッカ―世界一周しながら、ブログを通じて現地ネタを発信していくというものです。

今の日本って、海外の情報は溢れているんですけど、僕としては物足りない。例えば、海外の若者はどういう将来を描いていて、街の人たちはどんな生活リズムの中で生きていて、それこそ恋愛観なんかも気になる。そういう、身近な情報を伝えられたらって思っています。

この旅を通じてどれだけブログをおもしろくできるか。これは僕にとっての勝負です。

グローバル力「経験」

 

■  世界一周から起業へ

旅を終えたら会社を作ろうと思っています。電子書籍やアプリを作って刺激のあるコンテンツをリリースしていけたらいいなと。世界一周してから起業とか、ムシのいい話だって言う人もいますが、世界を見たから浮かぶアイディアもあると思う。世界に出たから出会える人もいる。そういう武器を自分の中に蓄えていきたいです。

世界新聞社も知名度を上げて拡大させていきたいです。この先、僕以外の旅人にも記事を書いてもらって、様々な場所の記事が読める『旅メディア』に成長させたいです。そして、その記事をたくさんのメディアに配信して、日本人にとってもっと世界が身近に感じられれるようになれば面白いなと思います。

あとは、個人的にも旅のテーマが3つあります。「木鶏」「積極性」「enjoy」。この3つは今の自分に大きく欠けている要素。どんなことにも動じない木鶏のような強い心を育て、いつも自分から働きかけ、とにかく旅を楽しみたいです。

まだ先は長いですが、一皮と言わず十皮くらいむけて、帰ってきます!

<了>
開国ジャパンプロジェクト


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