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リビアで独裁政権を続けてきたカダフィ大佐が死亡したと報道されました。

リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」のジブリル暫定首相は２０日、トリポリで記者会見し、最高指導者だったカダフィ氏の死亡時の状況について、中部シルテでの拘束後、カダフィ派と反カダフィ派の銃撃戦の最中に頭を撃たれて死亡したと明らかにした。

しかし、反カダフィ派兵士が射殺したとの情報もあり、真相は依然、謎に包まれている。

ジブリル氏によると、カダフィ氏は２０日朝の北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）軍による空爆などを受け、車列を組んでの逃走を放棄し、シルテの排水管に逃げ込んだところを発見された。反カダフィ派兵によって排水管から引きずり出された際、抵抗するそぶりは見せなかったという。

カダフィ氏は連行の際、右腕を撃たれ、トラックに乗せられた。その後、カダフィ氏を乗せた車両は移動中にカダフィ派との銃撃戦に巻き込まれ、カダフィ氏は頭部に銃撃を受けたという。銃弾がどちらの部隊のものかは判別できないとしている。カダフィ氏が死亡したのは西部ミスラタの病院に到着する数分前だった。ジブリル氏は、カダフィ氏の血液を採取し、ＤＮＡ鑑定を行っていることを明らかにした。

一方、国民評議会の関係者はジブリル氏の会見に先立ち、ロイター通信に対し、「カダフィ氏は連行される間に反カダフィ兵に殴られ、殺害された」と証言した。

ＡＰ通信は反カダフィ派司令官の話として、カダフィ氏は連行の際、「何がしたいんだ？　私や息子を殺すな」と言ったと報じた。

中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などは、血だらけのカダフィ氏が拘束されているときの映像を放映した。カダフィ氏は、兵士に髪をつかまれてトラックの荷台から引きずりおろされ、周囲にいた男らが「生かしておけ」と叫ぶ声や銃声が聞こえた。

（Yahoo!ニュース）

独裁政権の崩壊が今後のリビアにどう影響して行くのかはまだ明確ではありませんが、リビアが新たな一歩を踏み出すことは間違いないでしょう。世界には独裁政権により、リビアのように政治・経済・文化など様々な面で大きな問題を抱えてる国があります。日本やアジアに限らず世界へと視野を広げて、正確な知識の中で問題解決に協力できるような日本人が増えるとよいのではないでしょうか。

元記事：カダフィ氏、銃撃戦で死亡？兵士が射殺？