社会人が旅に出ると何が変わるのか?

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「旅に出ると価値観が変わる!」

そんな言葉が本屋さんに売られている世界一周の本で多く語られています。実際僕も世界一周に出る前は某有名旅人の書いた本などを読んで、出たらきっと価値観が大きく変わるのだろうなと漠然と思っていました。

そして帰ってきた今、確かに価値観が大きく変わった所があると思います。

しかし先日知人から「旅に出てどこが変わった?」という質問を受けた時に、いくつか変わった部分はあったにも関わらず、うまくまとめられていない自分がいました。

世間に出回っている世界一周本の多くで漠然としか書かれていない「旅で変わる価値観」とは一体何なのか?

今回開国ジャパンのアンバサダーに選んで頂くという良い機会に恵まれましたので、まとめの意味も含めてここでご紹介させて頂きたいと思います。
もしかしたら自分グローバル化のヒントもそこに隠されているかも知れません。

また学生ではなく社会人の立場で海外長期旅行に出るとどう変わるのか、という視点でもご覧頂ければと思います。

生の南極大陸に言葉を失う

 

■ 変化1 海外のニュースを気にするようになった

僕は新卒で入社してから5年半、広告代理店で営業をしていました。
仕事は国内の家電メーカー担当で、国内の市場に対しての広告戦略ばかり考えていたため、正直海外のニュースに気を配ることなんてしていませんでした。

もちろんアメリカの大統領が変わったなどとテレビや新聞で見れば気にしたりしましたが、ロシアや中国のトップが変わったなどと聞いても「ふーん」としか思いませんでした。

それより国内の家電メーカーの動きやメディアの動きなどに気を配る毎日でした。
しかし旅に出てからは、ヤフーニュースの海外ページをよく見るようになりました。
帰ってきてから新聞を読む時は海外欄を熱心に読むようになりました。

行った国には思い入れがあるので、ギリシャの財政破綻・暴動や、タイの大洪水に心を痛めるということはあります。
しかしそれだけではなく、それと同時にギリシャのデフォルトが日本企業に及ぼす影響や、タイの大洪水が及ぼす日系メーカー工場への打撃などについて真剣に考えるようになりました。

このグローバル社会において、海外で起こっている問題は対岸の火事などではなく、同じ地球上での火事なのです。
「海外のことだから関係ない」ではなく、「全てはつながっている」と感じるようになったからこそ、日本で生活をするようになった今でも海外のニュースに気を配るようになったのだと思います。

 

■ 変化2 日本についてさらに興味を持った

これも正直に話しますと、旅に出る前は日本の政治経済にほとんど興味を持っていませんでした。
まだ経済は自分の仕事に関わりがあったので気にしていた部分もありましたが、政治はどうせ自分が何を知っても、何を言っても変わらないと思って興味を持つことを放棄していました。

しかし海外に出て他国の人と話すと、多くの人が自国の政治経済の動向に気を配っていることに気づきました。
出会ったアメリカ人と話すと政治への危機意識を持っていたりすることが多く、現にニューヨークでは格差デモという行動に出ている人もいます。
また税の支払いに関して自分で行っている人が大半で、税金に対する知識や意識が高いと感じました。
日本のサラリーマンは税金の支払いや確定申告など全て会社が代わりに行ってくれます。
実際働いている時は、給与明細の手取りの欄しか見ませんでした。

しかし旅から帰ってきてから住民税について調べる機会があり、初めてといっていいレベルで詳細を把握しましたが、いつの間にか横浜市で「横浜みどり税」という名前も聞いたことのない項目で増税をされていて驚いたということもあります。

以前の私の意識がずさん過ぎたということもあるのかも知れませんが、他国の人と比べると意識が低く恥ずかしいと感じたので、今ではきちんと理解はしようと心がけています。
他にも日本の伝統文化やサブカルチャーが多く受け入れられていることにも非常に興味を持ちました。トルコのバスターミナルで出会ったイラン人に、1時間ほど漫画の「NARUTO」について熱く語られた時は本気で嬉しくなってしまいました。

コンテンツ(漫画アニメ)、食文化、ファッション、建築、伝統工芸など日本には世界に売り出していける宝が山ほどあります。
それらをもっと知って、他国の人達に紹介してみたいなどと思うようにもなっています。

NARUTOのTシャツを着ている少年 @チリ

 

■ 変化3 様々な価値観を受け入れられるようになった

異なる価値観に多く触れたことにより「そういうのもアリだよね」と思えることが増えました。

例えば日本では「人様に迷惑をかけないで生きなさい」と親から諭されますがインドでは「人様に迷惑をかけて生きていくのだから、人から迷惑をかけられても許しなさい」と教えられるそうです。
そもそもの教えが違うのですから行動も変わってきますよね。

とはいえどこでも熱くキスをしてしまう人や、スーパーで買う前から飲料を飲み始めてしまう人、ガソリンを入れないで車を走らせエンストする人などを見ていると驚きを隠せませんが(笑)
今まで日本ではしっかりやって当たり前、遅れないで当たり前、謝って当たり前と思うことが多かったですが、価値観が違う他国の人とシェアできる当たり前なんてそう多くありません。

逆に期待通りにしてくれないかも知れない、だからこういうリスクヘッジをしておこうという考え方に変わります。

日本人のモラルやサービスに関する意識は恐らく世界で一番と呼べるレベルにあると思いますので、海外に出るとイライラすることも多いと思います。

でもそれに不平不満を言うのではなく彼らの価値観を一旦受け入れ、その上でどうやったら彼らが自分の期待通りに動いてくれるのか考えることが、他国の人と付き合う上で重要ではないかと考えるようになりました。

人前で堂々とイチャつくカップル

 

■ 最後に

僕がまとめる過程で感じた自分グローバル化に必要な要素は
「好奇心」「多様性の受け入れ」でした。

海外で起こっていることや日本で起こっている多くのことは、自分の生活に関わっていると気づいたので好奇心が旺盛になる。

日本の当たり前が世界の当たり前ではないと気づき、多様な価値観を受け入れられるようになる。

まだまだグローバル人材ですと胸を張って言える立場ではありませんが、その二つは自分が旅で学べた自分グローバル化の基礎なのではないかと考えています。


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