世界各国のバレンタインデーはどんな感じで盛り上がっている?

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いよいよバレンタインデーがやってきますね!

女性の皆さんは、意中の彼氏や旦那さんにとっておきのチョコレートをプレゼント!とドキドキしてますか?

はたまた、会社の同僚たちに義理チョコを……と頭を悩ませていますか?


男子達も、今年はいったいどうなるのか?と実はちょっと期待していたりしますよね?


日本では街中がそんなバレンタイン一色ですが、世界の国々での「バレンタインデー」は一体どうなっているのでしょうか?

開国ジャパンでは世界各地に散らばっている「開国アンバサダー」の皆さんの協力を得て、各国のバレンタインデーの様子をレポートしてみたいと思います。


まずは日本と同じアジアの国々から。


最初は、経済的に急成長を続ける中国。

そもそもバレンタインデーなんてあるのでしょうか?

中国南部の広州在住の開国アンバサダー竹下氏によると、

「中国ではバレンタインデーは【情人節】と呼ばれ、恋人のための日という意味です。日本のようにチョコレートを贈る習慣はなく、彼氏が彼女に奉仕する日となっています。バレンタイン当日は、よく花束をもってオフィスの入り口に立っている男性を見かけます。」

とのこと。チョコでもなく、お花をはじめとしたプレゼントを男性から女性へ贈るのが一般的。

ちなみに、昨年はバレンタインデーが春節(旧正月)と重なったため、オフィスや学校はお休み、帰省している人も多く、男性にとってはラッキー(?)な年になったのだそうです。


中国系の人種が多いシンガポールではどうでしょうか?

こちら、シンガポールのマイクロソフトにお勤めのアンバサダー岡田氏によると、

「中華系が多いシンガポールですがここ10年ほど(?)で西洋化してバレンタインを祝っています。日本では女性の告白できる日ですが、シンガポールではカップルの為のもので、男性から彼女に花かプレゼントをプレゼントし、少しおしゃれな店に行くイベントで、日本のクリスマスの様なイベントです。
カップルの為のイベントである為、バレンタインまでにカップルになっている必要があります。また、若者だけでなく夫婦であってもバレンタインだから、外食しようかと簡単にでも外に食べにいって簡単に祝ってみたりするようで、幅広い世代に影響しています。」


なるほど。こちらもお花かプレゼントということで、特別チョコを贈るというわけではないようです。そして、告白の為の日ではないんですね!

また、バレンタインデーには、未婚・既婚に関係なく彼氏・旦那さんがオフィスにお花を届けることが多く、このお花のプレゼントなどで、会社の同僚たちの間でも話が盛り上がるんだそうです。このあたりは中国とも似てますね。

日本とは違い、男性が奉仕。そして、お菓子やチョコレートではなく、ディナーに誘ったり、お花を送ったりというのが一般的。こちらは同じくシンガポール在住の中植アンバサダーからも同様のレポートがありました。

ちなみに、便乗的にこんな商品もスーパーに並んでいるようです。



さて、タイはどうでしょうか?

新アンバサダーの松本ゆう子氏のレポートでは、

「2月のタイは、街中が「中国正月」と「バレンタインデー」、ミックスの装飾になります。タイのバレンタインは「男の子→女の子」が基本。 チョコレートにバラのお花を添えるのが慣わし。2月14日は、バラの花束を抱えて歩く男の子がいっぱい!」

ここでも中国の影響が!!でも、はじめてチョコレートをあげるという文化が出てきましたね。これは日本からの影響なのかもしれません。

タイでは「花束とチョコ」が基本路線だそうです。でもやっぱり、男性から女性へ、という日本とは異なる海外のセオリーは健在でした。

そして、バンコク在住のモデルアンバサダーのAKIKO氏によると、

「基本的には男性から女性に……ですが、日本と同様に友達やお世話になっている人など、いわゆる友チョコや義理チョコもあります。」

とのこと!! ここでも初めて日本と同じ「義理チョコ文化」が初登場しました!!


同じ東南アジアでも、まだまだ発展途上の国々はどうでしょうか?

ベトナム在住で、現在はラオスのプロジェクトに参加中の小原アンバサダーからの情報では、

「ラオスでは全くバレンタインの気配はないですね。。ただ、ベトナムでは、恋人同士あるいは意中の人にプレゼントを送る習慣みたいです。プレゼントの中身は特に決まっていませんし、義理チョコのような文化もありません」

なるほど、なるほど。

一方で、バングラディッシュでは、海外からの留学帰国組(富裕層)などを中心では、バレンタインデーにカップルナイトと称して、チョコレートフォンデュを食べたり・・・ということもあるようです。(バングラディッシュの原口アンバサダーからの情報です)


続いて、アフガニスタンより藤田周子アンバサダーから。

「バレンタインデーの習慣はないし、95%以上の人が名前すら知らないんじゃないかな。ちなみにバレンタインに限らず男女間で贈り物をしあう日はあるのか聞いてみましたが、それもなし、とのこと。

そもそも男女交際が禁じられている土地柄。首都カブールでは若いカップルを見かけるようになりましたが全国的に見れば例外中の例外。今でも親の決めた相手と結婚するのが当たり前ですって。」

うーむ、確かにイスラム圏だと話がだいぶ違いそうですよね。。




そして、フィリピンではお花屋さんが大儲け!?
フィリピンで格安英会話スクールを営む開国アンバサダー井坂氏からの情報では、

「日本では、チョコレートがメインですが、フィリピンでは、赤いバラを渡すのが定番。男性は、ここぞとばかり、デートの計画を練り、赤いバラ、贈り物、ディナーなどを愛しき人の為に用意します。贈り物には、赤い封筒に入れられた愛のメッセージカードを添えて渡す事が多いようです。花屋さんは、この時期、大忙しだそうです!」

とのこと!!

アジア各国ではチョコレートよりもお花がメインになっているようですね。

ちなみに、お隣りの韓国では、バレンタインデー以外に、11月11日をポッキーの日(?)としているようで、愛の告白を煽りまくっているとのことです。

日本企業の戦略かもしれませんね・・・




さて、ちょっと異なる文化圏にも行ってみましょう。



まずはオーストラリア。

アジアの文化の影響もあるはずの土地柄ですが、基本は欧米文化の豪州。


元豪州フットサル選手の西条氏が、豪州時代の仲間に聞いてみたところ、こんな面白いコメントをもらったそうです。

「バレンタインデー。もうすぐ、一年の中でも異常なほど盛り上げられ、誇張宣伝されている日がやってくる。それは、一年の中で唯一、たるんだ男たちが、もう一度ロマンチックな人間に戻る日だ。まるでクリスマスと同じだよ。」

さらに、“酒サムライ”として、世界中に日本酒文化を広めるため、世界各地で活動をしている入江アンバサダー。彼は14日はシドニーで会食の予定だったそうなのですが、街中のレストランはすべてバレンタイン特別メニューになっているそうで、人気店にいたっては予約も取れないほどの盛況ぶりとのこと。


さて、いきなり飛びますが、アフリカはどうでしょうか?

アフリカと一言で行っても広いのですが、古崎陽子アンバサダーのいる東アフリカのエチオピアはどうでしょうか?

「バレンタイン・・・そんな季節なんですねぇ。エチオピアではそんな習慣、ないと思います。むしろ、エチオピアで盛り上がるのは、クリスマスとイースター。しかもイースターの方がクリスマスよりずっと大事にされています。ちょうどバレンタインの頃は、「イースターの2か月前の断食」が始まるので、今はむしろこっちの方が人々の関心ごとです。」

と、なんともエチオピアらしい(?)というか、まさかバレンタインが断食期間になってしまっているとは・・・それはチョコは贈れませんね(笑)

一応、都会の若者たちはなんとなくバレンタインデーなるものがあることは外国からの情報で(最近ではFacebookなどで伝播している)知っているそうですが、でも、「あれ?12日だっけ?14日だっけ?」という感じだそうです。


今度は中南米に行ってみましょう。

メキシコのやや南に位置する中米グアテマラでは、

バレンタインにはテディベアを贈るのが習慣!!

という驚愕のレポートが入ってきました。

なぜにテディベアなのでしょうか・・・・。この一報をくれた、新アンバサダーで現地でオンラインスペイン語ビジネスで起業した有村氏からの続報によると、、

「だって可愛いから・・・・。」

というシンプルな回答が!
大多数の女性の主観によって、「バレンタインに渡す=テディベア」「困ったらテディベア!」的な感じになったのだとか。もちろん、お花を渡す人たちも多いのだそうですが。


お祭り大国ブラジルはどうでしょうか?

大いに盛り上がっているに違いありません。

早速、ブラジル・サンパウロ在住の開国アンバサダー砂塚氏に訪ねてみると、、、


「残念ながら、ブラジルにはバレンタインデーはありません。」

という予想外の返事が!!



「『世界ではバレンタインデーだから……』という感じで便乗してる感もなくはないので、『ない』とまで断言して良いかはちょっと微妙ですが、基本的にブラジルでは盛り上がっていません。

なぜかというと、ブラジルには別途「恋人の日」があります。6月12日ですね。これが日本でいうところの「バレンタインデー」に相当するわけで、2月14日は特にコレといったものはありません。なので当然、この季節にショッピングセンター等に行っても、バレンタインデー向けの販促等は全く見られません。(逆に6月は恋人の日向けの販促があります)」

とのこと。

なるほど、確かに日本とは逆の季節にある南半球のブラジルでは、2月は思いっきり夏ですからね。逆に冬にあたる6月の方が、恋人たちがキューンとなるには最適の時期なのかもしれません。


番外編ではないですが、サッカーワールドカップの開催地つながりということで、ブラジルの次はカタールに行ってみましょう。

カタールフィルハーモニー管弦楽団所属の小山佳子アンバサダーによると、

「ここカタールでは今年から、2月14日はNational Sports Day となって国民の休日になりました。仕事も学校も休みで、スポーツのイベントがあちこちであるみたい。」

ということで、全然ラブリーな感じではなさそうです。2022年にはワールドカップの開催も予定されていて、スタジアムなどスポーツ施設も建設ラッシュ。

そもそも暑すぎてチョコあげても溶けちゃいますかね(笑)



以前はイタリアに住んでいた前出の入江啓介アンバサダー

イタリアをはじめ欧州の文化に精通されています。

そんな彼がバレンタインデーの由来についても教えてくれました。

「バレンタインデーの元々の紀元説はいくつかありますが、聖バレンタインは昔のイタリアの司教で、その命日が2月14日だった。ローマ皇帝が、兵士の士気が下がるからという理由で兵士の結婚を禁じていたにも関わらず、聖バレンタインは多くの兵士たちの結婚を司祭したため、処刑されたんだそうです。

イタリアでは、男女がプレゼントを交換するのが一部にありますがあまり盛り上がりません。概して欧州は、チョコレートに拘らず、花束とかプレゼントをあげるみたいですが
義理という発想は皆無だと思われます。」

バレンタインデーの由来なんてあまり考えたことなかったですね!

勉強になります!!


そして、最後にアメリカ西海岸から、なんとも為になる話が飛び込んできました。

元MIT(マサチューセッツ工科大学)で、現在ロサンゼルス在住の小野雅裕アンバサダーならではのするどい分析です。

以下、ちょっと長くなりますが、非常に興味深い考察ですのでご一読ください。


バレンタインデーに限った話ではありませんが、日本人は「他の人がどうするのか」を非常に気にします。このシーズンになると雑誌がこぞって「おすすめデートスポット」や「おすすめバレンタインギフト」などを取り上げ、他人が何をしているのかが気になって仕方ない日本人はそういうものを見て「ふむふむ、なふほど、みんなこうするのか、じゃあ私も」となるのでしょう。

「しきたり」とはそうやって生まれるのでしょうね。つまり、正月には門に門松を立てるものだ、うちの地域では結納にはXXを揃えるものだ、そしてバレンタインデーには女が男にチョコレートを送るものだ。日本がSt.Valentin’s Dayを輸入するとき、それを正月や結納と同じように「しきたり化」せずにはいられなかったのだと思うと、すこし微笑ましいです。

「アメリカではどんな風にバレンタインデーが行われているのか。」このような問いを日本人が発するとき、アメリカにも「しきたり」があって、日本の「しきたり」との差を知りたい、そういう意図であることがおおいでしょう。もちろんアメリカにも「しきたり」はあります。しかし、その縛りははるかに弱いですし、そもそもみんな、他人がどうするかなんてあまり気にしません。だから「日本のしきたり」と「アメリカのしきたり」を比べることは無意味です。もっとも意味のある差は、「しきたり」の縛りの強さと考えます。

みんな他人がどうしているかとか、雑誌の特集がどうとかを気にするわけでもなく、自分の好きなように祝います。

若者はカップルで過ごし、相手が喜ぶものをプレゼントするでしょう。元々はキリスト教の祭りなので、信心深い人はミサに行くでしょう。日本や韓国系のアメリカ人は、日本や韓国で行われているのと同じようにチョコレートを送るでしょう。バレンタインデーを祝う習慣のない文化的バックグラウンドを持つ人は、気に留めすらしないでしょう。

とはいえ、僕は日本のバレンタインデーが好きです。もっとも子供の頃は、友人がいくつチョコレートをもらったなどと自慢しあう影で今年も誰もくれなかったと嘆く不遇の時代が長く続きましたが。この頃になると街中がそわそわしだして、シャイな日本人が精一杯自分の気持ちを伝えようとプレゼントを選び、デートに来ていく服を選ぶ。「バレンタインデー」は”St.Valentine’s Day”とは以って非なる日本の祭りですが、とても良いお祭りだと思います。

編集部自身も非常に考えさせられるレポートをいただきました!


さて、長編になってしまいましたが、今回の「世界のトレンド横串レポート企画」はいかがでしたでしょうか?

世界各地にアンバサダーが散らばる開国ジャパンならではの新企画をお届けしてみました。

また、こんなテーマはどう?など、ご意見・ご要望ありましたら、↓のコメント欄からリクエストいただければと思います!

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