海外サッカー珍道中~シンガポール編#2~

トップチームの練習に参加して感じた事は、正直そんなにレベルは高くないなというものが率直なところでした。しかし、これが大きな認識の誤りでした。
僕は日本人でシンガポールリーグでは外国人枠の選手になるので、シンガポール人より圧倒的に上手く、外国人助っ人としての価値を出せないと契約は出来ません。
日本でもJリーグに来る外国人はジーコやアルシンドなどまさに助っ人になるような圧倒的な選手ですもんね。
練習に出ていたジュロンというチームには確か韓国人とナイジェリア人が複数名、所属していました。足がメチャクチャ早いナイジェリア人や、シュートが上手く得点力が、かなりある韓国人など何か武器を持っている選手が外国人として活躍していました。
※2009年5月に香港リーグの練習に参加した後の食事会でのひとこま。外国籍の選手達と。
その後は自身は何が武器なのか?背が高いというのは武器だけど、アフリカ系やセルビア系の選手などはもっと背が高いし、自分の武器は一体何なんだろうと自問自答し、何か武器をつけなくてはと思う毎日でした。
この自分だけの武器を持つというのは、サッカーだけでなく仕事でも大事な要素になってくると思います。パソコンがかなり出来る、英語とスペイン語が話せる、などなど武器をもつ人間の方が市場価値は高く、インターナショナルに活躍できる可能性が高いですよね。
結局、ジュロンというチームには1週間ほど練習参加をしましたが、所属している外国人よりも良いプレーが出来ずに契約は出来ませんでした。ただ1歩踏み出すことの重要性と海外で外国人としてプレーする難しさを痛感させられる良い経験でした。
その後も複数のチームの練習にテストを兼ねて参加しましたが、自身の力の無さから契約には至りませんでした。
結局、計2ヶ月ほど滞在しましたが(大学1年生の時の夏季休暇を使用)得るものが非常に多い経験となりました。得たものとしては大きく分けると3つあります。
①日本にいたら出会えなかった方々と会えたこと
前述しました伊藤壇さんや石田博行さんなどの元Jリーガーの選手と日々過ごすことにより、色々と刺激を受けました!
特に石田さんはバイトでお金を貯めて中学を卒業後に単身ブラジルに渡り、力を付けて清水エスパルスに入団した侍の様な方で、当時20歳になった自身に厳しい事も含めて、色々アドバイスをしてくれ、濃い時間を過ごせました。
2009年9月に藤枝MYFCの練習へ参加した時のひとこま(左:元日本代表の斎藤俊秀さん 右:石田博行さん)
②シンガポールだけでなく世界中にサッカーリーグがあるということがわかった
色んなチームの練習に参加して、外国人枠で来ているブラジル人やナイジェリア人やクロアチア人やオーストラリア人などなど多国籍な選手と話していると、インドリーグは給料が良いとか、香港リーグは面白いとか色んな情報が入りました。
③英語が話せれば、留学斡旋会社に世話にならなくても世界中の国のリーグにチャレンジできるのではと感じれた
シンガポールへは留学斡旋会社に頼って行きましたが、その国の各クラブの連絡先と現地の言葉(主に英語)が出来れば1人で挑戦できるのではという発想が浮かびました。
あと番外編ですが、シンガポールの選手や外国籍の選手は日本の選手と同じく、女の子の話やお酒の話などが大好きで、この話をすればだいたい盛り上がることがわかりました(笑)
初挑戦の国であるシンガポールで契約出来ず、悔しい思いを抱くと共に、世界中にサッカー選手になれる可能性があることを知り、ここからあと10カ国以上を訪れる事になります。
次に訪れた国は香港です。初めての道場破りを行った国です!競馬場を走ったりと面白い経験をすることになります(笑)
次回に続きます。
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