相原ユタカの“年収3万円海外プロサッカー選手放浪記” Vol.24~ビッグクラブと韓国人~

三田さんの練習に参加し、人の目に晒されるという事を理解し始めたボク。
ちょっと立ちションでもしようもんなら、みんなの瞳にゃボクのチ〇コ。
何回言ったかな?「おいおい!チ〇コ見んなよ!!!」
・・・・・・なんかゴメンね、ミッチェルさん。
そんなミッチェルさんの辛い時期もチームのオフシーズンとともに去ります。
オフシーズンとか言っておきながら、ミッチェルさんにバングラデシュサッカー協会に連れて行ってもらったら、向こうのお偉いさんが快くチームを紹介してもらったの。
そのチームってのが現地ビッグクラブのモハマダンFC。
詳しくは未だに理解してないけど、政党とかの関係でバングラデシュには“アボハニFC”ってのと、この“モハマダンFC”が人気を2分してて、ダービーになるとスタジアムは満員になって、時として乱闘まで起こるらしい。
“なんか色んなモン投げられたりするのかなぁ”なんて淡いM色を抱きつつ、練習参加出来ることになったんだよね。
そして、とうとうそのモハマダンの練習日がやってきたの。
そのチームなんだけど、監督は韓国人でそいつが呼んだ韓国人の選手2人。
ボクの外国人としての居場所、ナシ。
ま、そういうことってよくあることよね。
監督がブラジル人なら外国人選手にはブラジル人、ドイツ人ならドイツ人。
こんな風に外国人監督が、母国の有能な選手を連れてくるなんてことは、よくあることだよね。
特にブラジルでその傾向がよく見られる気がする。
そうした方が言葉も通じるし、育ってきたサッカー環境も分かってるし、母国でのキャリアも分かってるから計算が立つんだろうね。
だから、その下町で育って賭け事が好きな韓国人の監督(勝手なイメージ)が、母国の選手を2人連れてきてるってのなんてのはよくあることよ。
1人は甘いマスクの韓国人って感じの、アンジョンファンのような顔立ちの選手。
もう1人は残念な側の、いかにも韓国人って感じの下駄みたいな顔立ちの若手。
いきなりピンチだよね。
当時、試合に出れる外国人枠は2人って言われてたから、ほぼソレで決まりじゃん。
ジャパニ(日本人)の入る隙なんて全くないよね。
しかも、監督さんは昔の人だから日本を嫌ってる感もあるのよ。
”明日はいい日”
毎日そう思ってるボクは、なんとかなるんじゃないかなって思って、真面目に練習に参加したんだよね。
実際、勘違いが得意だから2人の韓国人に勝てるって思ってたし。
でもね。
練習がね。
超キツイんだから・・・・・・。
”科学”という言葉がブラジルの位置だとしたら、彼らのトレーニングは、ほぼ裏っ側のやはり韓国の位置にある”根性”だったよ。
この時にボクは悟ったんだ。
フィジカルトレーニングって、メンタルトレーニングだったんだって。
<次回へ続く>
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