決断の猶予は2秒・・・サラリーマン、中国に渡る

「音楽は時間の装飾」

Frank Zappa

普段は長話が好きではないのですが、「開国しませんか?」って誘われてコラムを書くことになりました。

あぁ、忘れてました。

読者のみなさんこんにちは!初めまして。和田達也です。「わだたつ」とでも呼んでください。
執筆時点の2012年4月は、台湾で金融機関でIT関連の仕事をしています。所謂サラリーマン駐在員です。

詳しい経歴は、経歴欄をご覧ください。慣れべてみるとそれなりに見栄えの良い経歴となっております。名前と経歴から、和田の知り合いだと思ったかたは、和田には連絡しないでください。恥ずかしくて次回から書けなくなるかもしれません。

初回なので、ちょっとした主旨めいたものを書かせていただきます。

おそらく、多くの読者の方々は、開国に興味があり、自分も海外で働きたい、なんて考えていらっしゃるかと思います。そのため、いまや「サラリーマン」という言葉は、自己啓発本でことごとく悪者にされている「サラリーマン」の和田サラリーマンに開国なんてできるの? と思う方もいらっしゃるでしょう。

そんなサラリーマン和田が何故コラムを書くのか?

開国JAPANには、強烈な個性をもった各アンバサダー強者が名を連ねています。和田から見ると、なかなか手の届かない、そう、遠い存在にも思えます。

このコラムは、和田と同じ気持ちを持っているものの、

海外で働く事に興味を持っているが、自分はあまり関係ないかな?

とか、

もしかしたら、そろそろ海外赴任かなぁ

というご本人、その近しい方々(旦那様、奥様、彼氏、彼女)をターゲットに綴っていきます。まだ、具体的な動きを考えていないニッチ(ちょっと失礼?)な市場に開国を持ち込もうという主旨です。

既に10回分の構想がありますが、人気次第では今回で終わります。

普段口べたなだけに、インターネットの世界となるとちょっと饒舌になってしまいました。前置きが長かったですね。

さて、今日お話するのは、

「日本最高!」

「海外なんて住みにくいとこになんで行くんだ?」

と疑問に思っていたサラリーマンが、中国赴任に赴任するまでの一コマを綴り、その反省点を皆さまと共有しようという内容になっています。みなさまの空いた時間をこのコラムが彩れたら幸いです。

 

2006年だったでしょうか。会社の本社から離れたところで、私は人事部採用担当として働いていました。会社説明会などでは、2chを少しは賑わす名物司会で時の人になれていたと思い込んで仕事をしていました。

会社上の所属は企画部でしたが、特別異動として、一年間だけ採用業務に携わっていました。とても、サラリーマンらしいシチュエーションの中、毎日二日酔いの勢いで毎日学生に熱弁をふるっていたわけです。

ある昼、採用業務も少しは落ち着いてきたところで、所属元の企画部の部長と昼食を取ることになりました。「採用業務お疲れさま」といった特に業務内容を見ていた訳ではないけども、仕事を労う言葉をかけていただきながら、蕎麦を食べた事を覚えています。
昼食後、近くのカフェでコーヒーを飲んでいたところ、突然思いついたかのように、部長にこう言われました。

「和田、お前中国行くか? 二秒で返事をしろ」

二日酔いで判断力がなかったのか、一秒で返事をしてしましました。

「イキマス」

一緒にいた、先輩方は「やめた方がいいぞ」など、必死だけどどこかおもしろおかしく、言っていましたが、なんとなく思考が停止し、あまり耳には入りませんでした。
コーヒも飲み終わり、いつもの人事部のオフィスに戻りました。席に座って天井を見上げていたところ、後悔の念が押しおせてきました。

海外は、韓国、アメリカには行った事があったものの中国は皆無。そもそも英語も大して話せるわけでもなく、中国語なんてまったくもって話せない。アメリカには大学院の学会で行ったのですが、食事のまずさ、街の衛生、住み易さなどを勘案し、日本ってやっぱり最高だな、なんて確信していたのでした。

しかも、中国行って何やるのかも聴かされず、どんな待遇で行くのかも全くわからず、日頃学生達に「就職活動はお見合いとはいうものの、勢いで就職するのはやめたほうが良いよ」なんて、偉そうに言っていた和田が、勢いで回答してしまったのです。

そして、2007年4月。結局業務多忙ということもあり、中国語はまったくできないまま、後にどこかで書きますが、超絶パワハラ上司のいる上海へと旅立ちました。

いかがだったでしょうか。海外赴任なんて意外にも簡単に決まってしまうと思っていただけると幸いです。後に、和田が当時所属していた会社から同じような感じで、3名が上海に渡っています。

さて、ここからは、是非以下のような状況の方に偉そうにもちょっとしたアドバイスをしたいと思います。

海外なんて夢にも思っていない皆さまに和田がアドバイスしたいことは、以下です。

  1. 自分の会社の海外業務は日頃から研究しておくこと
    国内の仕事ばかりしていると海外からはモノがやってくるとかモノを送っているだけなんて考えがちです。実態としてそこで何が行われているのか、自身がマネージャーとして行った時に、何をするべきかを研究し、「自分がやるならどうやる」を日頃から問いかける事をお勧めします。
  2. 英語が通じない国に支社/支店がないか確認しておくこと
    英語は共通語なんて言う人が多いのですが、とても正しいと思います。ただし、話せるレベルは人によるし、発音も聞き取れない事が多いのです。そんな時は、はやり現地語が闊歩します。そんな支社にだけは、行かない方が良いのですが、ビジネスチャンスが一番多いのもそんな支社だと思います。もし、あなたが狙う仕事がそこになるなら、現地の言葉を習い、人事にアピールし、赴任を狙うことをお勧めします。
  3. ”想定外”が無いほど、自分の軸を持ち、ぶれない答えを即答できるようにしておくこと
    1と2の総括にもなりますが、多くのパターンの回答を考えるより、自分がどうしたいのかをしっかりと持っていると良いと思います。最近、いろんなところで耳にする「軸」がそれにあたるかと思います。軸があれば、多くの想定外が発生しても、きっちりと答えを出せるかと思います。
  4. 恋人にも可能性の話はしておくこと
    結婚していると、即答を求められるケースはありません。恋人だとそうは行きません。多くの人がこれを気に結婚をするという人もいますが、別れを選ぶことになるかもしれません。和田の場合、当時の彼女はあまり売れていない芸能人だったことと、連日の飲み会でお金がなく、関係はうまくいっていませんでした。結果、別れる事になりました。
    もし、相手に言わなくとも結婚も想定しているのであれば、海外に対する自分の思いをそれとなく話しておき、反応を見ておくと良いと思います。

今回、和田が経験したのは、ある意味天災のようなものです。日頃から即答・即決を求める部長だったので、さまざまなケースを想定していたのですが、こればっかりは考えておりませんでした。

後に行ったさまざまな事件を考えると、 上記4点を考えておけば、後悔の無い即答をできたと思います。(考え直しても、中国に行く決断をしたでしょう)

今回は第一回目ということで、不慣れですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。また次回、ここでお会いできる事を楽しみにしております。 再見!


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