米軍の家族になって改めて思うこと

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テレビで報道される米軍人の起こした日本国内での不祥事な事件、本当に胸が痛ましくなります。

私は日本人なので本当にそのような事件が起きるとアメリカに対しての怒りが強く出てきます。

私は米軍人の妻ということもあり、基地問題に関してはここでは個人的な意見は述べませんが今回は米軍人の実態について少し書こうかと思います。

まず、案外彼らはピュアな人も多いということです。

虫すら殺せないのでは!?と思うほどの気弱な人達もいたりします。ゴキブリを見て逃げた人も見たことあります。

米軍に入隊するためのトレーニングに数週間~数ヶ月参加したのち日本に送られて来た青年、少女達はまだ20歳そこそこだったりします。なかには10代の子達も。

彼らにとって初めての海外が日本という人も多いはず。
しかもアメリカとは全く別の文化。

日本に赴任して来たばかりの軍人の知り合いの子と近所の某ファースフォード店に行った時のこと、そこにはセーラー服を着た沢山の女子高校生がいました。そして私に彼は聞いてきました。

”あの子達は日本の海軍の女子達なのか??”

思わず飲んでたコーラを吹き出しそうになりました。彼自身も海軍で職場ではセーラーを着用しているので彼女達のセーラーを見て彼女達も日本の海軍だという目で観察していたのですね。

私は彼が日本の女子高校生を見て”これが日本の若い女の子達かぁ”と鼻を伸ばして見ているのだろうなと微笑ましく思っていました。他にも文化の違いというか、純粋?単純?だな~と思うエピソードもちらほら。
それと結構シャイな人達も多いように感じました。

特に日本に来たての若い兵隊達はシャイでピュアな人達が多いように感じました。キリストの信仰心が強く本当にピュアな感じで、結婚するまではキスまでしかしないと頑に決めている青年も。

路上などで困っている人がいればつたない日本語で声をかけて助けようとしている青年達もいました。

数年前のある朝に電車のホームに落ちた日本人男性を救出するためホームに飛び込み救助した米軍の青年 のニュースもありました。救助した10秒後に電車が通過したそうです。米軍全体的にみると数々の不祥事や過去の歴史からあまりいいイメージは持たれませんが、個人個人の人達はごく普通の真面目で親切な人達だったりするのです。
そういえば、以前わたしはたまたま訪れたある映画祭で、藤本幸久監督の”ワンショット、ワンキル”というドキュメンタリー映画を見たことがあります。この映画の内容は普通のアメリカの若者達がマリーンのブルートキャンプに入隊しそこから訓練を受け立派な兵士になるまでの様子を密着取材したドキュメンタリー映画です。

その内容の中には家が貧乏でマリーンに入らざるおえないピュアな高校卒業したての10代の米兵達の姿も出てきていました。兵隊に入る際に頭を丸刈りにするシーンでは涙を無言で流している青年もいました。

マリーンは高い確率で危険な場所に送られることがある部隊です。本当は戦争なんかに行きたくない。でも親や兄弟を経済的に支えるためマリーンに入隊す る、そんな心情の兵隊達も多いのではないでしょうか。

現に私が見て来た米軍達の中でも毎月コツコツ実家に仕送りを送っている兵隊達もいました。彼らは祖国の母や兄弟達の暮らしを支えるために、または経済的事情から将来大学へ行くためのステップとして入隊(現に軍から大学への金銭的サポートがある)している人も多いと思います。

日本の自衛隊にも同じ境遇の青年はいると思いますが、まだまだ危険度のことを考えると、なんだか米軍人の青年達が入隊しようと決めた時の心境はどういうものだったのかと複雑な気持ちになります。

実際に私がこの目で見て来た米軍の青年達はピュアな子達が多かった。彼らもその笑顔の奥の心の中では色々な葛藤に押しつぶされそうになってきたのしょうか。

日本では米軍人といだけで煙たがられたりすることも多いです。こればかりは過去の日米戦争で辛い思いをした人、米軍の日本でのレイプや殺人事件、その他アフガンでの虐殺などを考えれば仕方ないことだと思います。

ただ、アメリカ本土では軍に仕えてると言うだけで知らない人からも”私達のためにありがとう”など声をかけられる場面もあります。

実際に以前交際していたアメリカ軍人と彼の実家のあるアメリカの田舎街に行ったときのこと

事情があり軍のセーラー姿でコンビニに行ったら その店にいた 知らないアメリカ人女性に”私たちはあなた達のことを誇りに思ってます。私達のためにいつもありがとう”と話かけられたことがあります。

事情があり入隊した彼らの中にはそのような米国の一般市民からの言葉が励みになってる人達もいるのではないでしょうか。

テレビでの報道では米軍全体が凶暴なイメージを植え付けている感じがありますが、実際に本当に悪さをする人達は一部の人間であって大半はピュアで普通の青年、少女の子が多いと思います。

私が仲良くしてた日本で出会った米軍の少女は母に仕送りをしていると言っていました。彼女と出会った時は当時彼女はまだ19歳。アメリカにいる母と父、そして幼い兄弟の事をいつも心配してました。そん なある日、彼女の父が交通事故で亡くなりました 。当時彼女は空母で訓練のため数ヶ月の出航中。そんな中でその訃報に彼女は胸が苦しかったと思います。それでもいつでも礼儀正しく真面目な彼女を私はいつも尊敬をしていました。

そういえばその彼女がある日こんなことを呟いてました。

”マリーンでアフガンに配属されてた兄がアメリカの母の家に帰ってきたのはいいけど、PSTDなのか荒れてて母が困ってる。彼女はそれもあって経済的に困難な母と兄を支えるため自分が米軍として遠い日本で働きお金をコツコツ仕送りしているのかもしれません。

彼女は時々プライベートでは本当に子供のようにすごく甘えたり無邪気になったりしました。その反面、普段は迷彩柄のユニフォームに安全靴をビシッと履いて小 さい体で男並みに仕事をこなしています。

ただ、どうしてもそのニュースの不祥事の報道のせいでいくら真面目な米兵がいても米軍兵全体のイメージが悪くなるのは仕方ないですよね。

現に小さい事件は基地周辺でも結構あるようです。例えば酔っぱらって日本人に絡んだり、迷惑かけたり。

軍の世界は規則が厳しく、ランクがあがるまでは毎日門限があったり、何か起これば軍全体に基地外への無期限の外出禁止命令が出ることもしばしば。

なので余計に日頃のうっぷんが溜まり、事件も起こしやすいのかもしれません。
だからといってそれを言い訳にしてはいけません。

今後、米軍人の不祥事も減り安心して暮らせるようになっていけばよいのですが。


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