国際関係の記事一覧

グローバル化の時代にナショナリズムを叫ぶ矛盾

日本の象徴として、富士山

こんにちは、開国アンバサダーの野村です。   今回のコラムでは、いま話題の領土問題について、グローバル化の見地から、私の考えをお伝えしようかと思います。   ※写真は、日本の象徴の具体的な例として、富士山の写真(御殿場方面から筆者撮影)。日本という国は、日本の国益とは、いったい何なのだろうか。 &n…

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世界の平和は誰が作る?

Yoshikawa_eyecatch

「世界の平和は誰が作る?」と聞かれたら、みなさんは何と答えられるだろう?国連?アメリカ?みんな? この問いにきれいな答えはない。時と場合に応じて対処する国、組織が違うから。つまり、図1の質問チャートに沿って答えが違う。     通常、紛争のある地域まで自国軍を派遣し、どちらかの側につくことで形勢を逆…

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日本は日中戦争、太平洋戦争から何を学んだのだろう?

yoshikawa_eyecatch

ここのところ歴史関係のコラムを書き続けているが、その締めくくりに、考えてみたい。日本は日中戦争、太平洋戦争から何を学んだのだろう?なぜ、あれだけ大空襲や原発で逃げ惑った人々の映画を学校で見せておきながら、戦争はいけないという安直な結論で終わるのだろう?そもそも、起こさなきゃいけない戦争だったのか?ここから本当は問うべき…

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日本の有事リスク:北朝鮮

Yoshikawa

貧しいA国は、なけなしのお金で一生懸命とっておきの武器を作っています。そうして、武器のでき具合をアピールして、周りの国を恐喝します。近所の裕福なB国のあなたは、どうしたらいいと思いますか? A.危険なので、攻め滅ぼしてしまえ。 B.兵糧攻め。餓死寸前に降参するか、自滅するまで待つ。 C.恐喝の目的はお金なので、小遣いを…

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「歴史問題」を考える

Yoshikawa_eyecatch

過去三回にわたる辛亥革命100年シリーズの番外編として、現代に時々噴出する「歴史問題」。一体いつまでやれば気が済むのか?親日派といわれるシンガポール前首相リー・クアンユーはいう。「日本人がなぜ過ちを認め、それを謝罪し、前進することに消極的なのか私には理解できない。(中略)日本人はまずこの謝罪問題に決着をつけるべきである…

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辛亥革命100年:傍系の日中関係、アジア主義の系譜(その3)

yoshikawa_eyecatch

■番外編なアジア主義者 日中戦争が始まると、インテリ層の頭の産物ではない、最も地に足がついたアジア主義というべきものが生まれる。実際の人数がどれくらいかは分からないが、彼らは、自らを「文化戦士」と名乗った。 日中戦争で、最終的には百万ともいわれる日本人が徴兵されて中国に渡り、奥地に進軍すると、キリスト教会から送られた、…

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辛亥革命100年:傍系の日中関係、アジア主義の系譜(その2)

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■日本台頭後のアジア主義 初期のアジア主義は、西洋一辺倒になっていた日本社会に対し、アジアという視点をリマインドさせるというカウンター・バランス的な役割を担った思想であるといえる。 だが、日露戦争後アジアの大国のステータスを獲得すると、日本は自国だけでなく、アジア全体という視点と、西洋との協調という従来の姿勢との間でバ…

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辛亥革命100年:傍系の日中関係、アジア主義の系譜(その1)

Yoshikawa

今年は辛亥革命勃発100年目に当たる。辛亥革命とは、清王朝を倒すべく、武力蜂起が起き、孫文率いる国民党軍がラストエンペラー、愛親覚羅溥儀を退位させるまでをいう。 それからの100年は革命(辛亥革命は第一革命で、その後第2、第3革命を経る)、内乱時代、日中戦争、国民党と共産党の内戦、共産党政権樹立という激動を経て、今新興…

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平和は作るもの

yoshikawa_eyacatch

日本人にありがちな誤解の筆頭に「世の中デフォルト(初期設定)平和」がある。基本的に平和であるはずで、何かしらのハプニングで一部の悪い人が戦争してしまう。と思っている人があまりに多いように思える。 しかし、逆が真で「平和は作るもの」であり、ちゃんとメンテナンスしていないと、紛争、戦争が起きてしまう。というのが実情である。…

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「卵は一つのバスケットに入れるな」:一点賭け主義から多極化世界へ(日本編)

Yoshikawa_eyecatch

逆カルチャーショックという言葉をご存じだろうか。海外に長い間滞在して日本に帰ると受けるカルチャーショックのことである。日本から外に出るときは、いろいろ違うものだとカルチャーショックを覚悟の上で行くが、日本に帰るときは、逆カルチャーショックに対する覚悟がないので、逆にショックが往々にして大きい。 今まで私が受けた、最大の…

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誰がためにルールはある

2000

大震災の後、多くの日本人が冷静に行動したと海外から評価されて、日本人的には「当たり前のことをしただけなのになぜ?ルールは守るのが当たり前です」と感じてしまう。 残念ながらそう思える人は海外だと少数派。基本的な発想としては、「ルールは自分が損しない限り極力守らない。できるだけ出し抜くためにあるものだから」と考えられる。 …

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世界地図を見てみよう:分割統治の怖さが見える

Yoshikawa

世界地図を広げてみてほしい。(白地図でOK)そこには、自然が生み出した地形のほかに、人の営みの結果生まれた線、国境がたくさん引かれている。 国境というのは、自然が作り出した部分(海、川、山、沼地、森林、砂漠等)と、人間が人工的に引いたものと、二種類ある。人間が引いた国境を見てみると、アメリカとカナダの国境のように五大湖…

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バランス感覚をもって世界情勢と歴史を見てみよう

Yoshikawa_eyecatch

「AさんはBさんを殴った」 この文章を読んで、どう思われるだろうか?Aさんが悪い?確かに一見そうみえる。が、世界情勢を見る場合、そう決め付けるのは、案外難しい。 考えてほしいのは 1. この情報源はどこか? 2. Aさんはなぜ殴ったか? なぜなら、これらの疑問の答え次第では、Aさんが悪いと決め付けてはいけないからだ。も…

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開国アンバサダー

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